普段RAWでしか撮らないのでHDR撮影をすることがなかったのですが、気合を入れて現像するほどでもなく、またSNSアップ用くらいに考えて試しに使ってみました。
設定でRAWを残すこともできますので、今回はRAW画像も比較。HDR強度がオート含めいくつか選べるのですが、断りがない場合HIGHで撮っています。またすべてM撮影です。
トーン
作例1.
撮影データは共にISO100 f8 1/30s
HDRではなく普通に撮った「撮って出し」
同じデータでHDR撮影
作例2.
撮影データはISO100 f16
1/60s - 1/8s
生成されたHDR画像がこちら
EXIFには1/20sと書かれています。
アンダーの写真をLightroomでRAWから現像したものがこちら
(+3.25EV コントラスト+20 ハイライト-100 シャドウ+53 白レベル+22 彩度+26)
流石にRAWには敵わない…。
強度HIGHとHIGH+の比較
HIGH
HIGH+
枝のシャドーから空にかけて、スムージングが不自然な感じになっています。
動体撮影とシャッタースピード変化
2枚撮影するので動いている被写体の場合はどうしても差が生じます。
作例1.
1/50s - 1/6s
生成されたHDR画像のEXIFは 1/15s となっていました。
作例2.
1/60s - 1/8s
生成されたHDR画像のEXIFは 1/20s となっていました。
ブレ補正が強力で、かつ連写が速いので手持ちでも問題なく合成できるのですが、風が強い場合はこのようにブレも記録されます。
シャッタースピードを上げても二重になるだけなので、遅めの速度でブレを再現した方が自然に見えるかと思います。
まとめ
RAWを現像する前提ならばあまり必要はないかもしれませんが、JPEGで諧調豊かに出力したい時や、超高感度でRAWを調整するとノイズが目立ってしまいそうな時などに使えるかと思います。
特にこれから冬の朝夕、強いコントラストの時は便利かも?ただ、写真は「見えているものを全て写しとる必要はないもの」と個人的には思っています。