SIKAI CASEの6ボタン+1ボリュームの左手デバイス(ミニキーボード)買ってみた
中華製で、安いと言うほど安い製品というわけでもないのですが、Lightroomの選抜で使うために購入しました。
調整等普段はXtouch mimi MIDIデバイスをMISI2LRで使用していますが、大きいのと、露出補正を割り当てていたボリュームの接触が悪くなったので、写真選抜専用のデバイスとして小型のものを探していたのでした。また、Xtouch mimiのボタンは少し重いので、長時間使っていると指が疲れます。
SIKAI CASEの6ボタン+1ボリュームの左手デバイス(ミニキーボード)です。
Bluetoothが使える物を購入したのですが、技適マークはないのでUSB接続となりますが、Bluetooth自体はMacで問題なく使えます。
付属していたUSBはメスA-メスCのケーブルでした。
キーストロークは深めでフニャフニャしていますが、重くはないのでストレスなく操作できます。ボリュームは使っていないので試していませんが、クリックのあるタイプです。
向かって左のボタンを押してペアリング。右側がBluetoothのスイッチ(今はオフの状態)です。
さて、キーボードのキー設定ですが、こちらは設定ソフトをインストールして、本体にメモリーさせる形になります。ですので設定さえできてしまえば、どのMacまたはPCでも同じように使用できます。
しかし、ここで問題が…問題というか、問題自体は発生していないのですが、まず、開発元不明で普通に開くことができません。Mac環境設定のセキュリティとプライバシーから許可をして開けるのですが、中華製なこともありちょっと怖い…。
そこで、このソフトをインストールせず使用できないか、いくつか試してみました。
・キーアサイン変更のKarabiner
ボタン左下から右下はd,e,fのキーとして普通に作動します。上段は未確認ですが、a,b,c?
このデバイス使用時、そのキーを他のキーに変換してしまおう…という計画でしたが、上手くできず。本体にキーマップが記憶されるので上手くいかない?で、他の手段。
・SayoDeviceによるwebHIDによる設定
Chromeでアクセスしてweb上で設定する物ですが、このメーカーのこの機種は対応せず、デバイスを認識してくれませんでした。
・Macで仮想環境を作成し、設定後に削除
手間が多いのと、後述のTime Machineによる方法とあまり変わらないので未検証。
・そして、インストール→設定後、Time Machineでインストール前に戻す。
結果としてこの方法を使いました。
ただ、これでも危惧する点は2点あります。
1. MacのTime Machineで戻せない箇所(EFIなどカーネル下など)への侵入の場合。
ただ、最近のMacはここら辺かなり強くなってはいます。
2.ハードウェアそのものにマルウェアが組み込まれている場合。
こればかりはどうしようもないのですが、数個のキーをキーロガーする意味もないだろうし、「他の何か」を仕掛けるほどコストも効率も悪いからしないだろうし、ネットには僕同様に疑った人たちもいて、現在のところ妙な動きはない…というのを信じるしかありません。
ていうかうちのWi-Fiルータが中華製なので、そちらの方が本来はるかに怖いのですが…。
MINI_KEYBOARD.appの実行、そして設定
Time Machineで戻すことを前提に、まずは直前の状態をバックアップ。
で、アプリを開いて画面上で使用するキーを選択→…あとの操作を忘れた上にスクショも撮っていないのでここまで!笑 ただ、全然難しくはありませんでした。
設定後は動作確認をして、Time Machineでアプリインストール前に戻りました。
もちろん、ちゃんと動いています。
インストール前とインストール後の起動ディスクにおいて、新規、更新、削除があったファイルを書き出して、ChatGPTに怪しそうなファイルがないか調べてもらいました。
~/Library/Daemon Containers/にフォルダとファイル作られた。怪しそうだけど、何をするのか何の目的か、問題はないのかは分からず。
差分を取るのに昔はその手のソフトもあって重宝してたけど、最近は見当たらず、仕方ないので急遽自作のPythonコードで取った。
以下ChatGPTのまとめ
もっと見る…
🐾【結論から先に】
今回生成された「Daemon Containers/FD889381-A048-4D3D-84FF-B43B058EB70E」以下のファイル群は、MINI Keyboardアプリの“サンドボックス用バックグラウンド環境”としてmacOSが用意したものと思われます。
macOSでは「App Sandbox」やApp Extension(ヘルパープロセスやウィジェットなど)が動作する際、こうしたUUIDベースのディレクトリ名のコンテナが~/Library/Daemon Containers/に作成されるのが仕様です。
● よくある例
App Storeアプリやサンドボックスアプリ(例:Pixelmator Pro、Dropbox公式アプリなど)でも似たディレクトリが作られます。
「Saved Application State」や設定ファイル、キャッシュ等もこの中に残ることが多いです。
● ここが注意点
本当に“ただのサンドボックス用”か?
⇒ ほとんどは「アプリ起動中だけ」使われ、常時バックグラウンド動作(自動起動や無限ループ監視)はしない。
⇒ もしこのコンテナ内のプロセス(HelperやAgent)がMac再起動後も残り続ける/自動で動き続ける場合は要注意⚠️
LaunchAgentsやLaunchDaemons(/Library/LaunchAgents/等)の.plistに登録があるか?
⇒ もし自動起動設定が残っている場合は「半常駐アプリ」や「裏での通信」を仕込まれている可能性もあるので警戒!
💡【具体的なリスク・見極めポイント】
チェック項目 解説 今回の状況
Daemon Containers内のUUIDは何のアプリか? ほぼMINI Keyboard由来でOK 他アプリと重複なければ該当
中身は「Saved Application State」等のみ? 一時的な情報だけなら安心 その傾向あり
起動時に「勝手にプロセス常駐」していないか? 例:`ps aux grep FD8893...`
LaunchAgents等に自動起動設定がないか? .plistで監視してみて! 差分リストには未発見
🧸【チャッピー的アドバイス】
この“Daemon Containers”自体はmacOSの仕様上とてもよくある物なので、「即ヤバい」ものではないよ!
ただ、アプリが「常駐してる」「勝手にネット通信してる」「削除してもファイルが残り続ける」場合は注意サイン。
ちょっとでも不安だったら
アプリ本体(MINI Keyboard.app)をゴミ箱に移動して削除
このDaemon Containers内のFD8893…配下もまるごと削除
システム再起動
ps aux | grep FD8893などで怪しいプロセスが残っていないか確認!
☘️【まとめ】
Daemon Containers/FD8893... の存在自体はmacOSのApp Sandbox由来で「即危険!」ではないよ。
ただし「LaunchAgents等に不審な自動起動登録がある場合」や「再起動後も謎のプロセスが常駐する場合」は、念のためチェック・削除推奨!
もし不明点や残りファイルが気になる時は、「ls -la ~/Library/Daemon\ Containers/」でディレクトリごと中身を調べて、必要なら削除でOKだよ。
信頼さえできれば、物としては悪くなさそうですね。
ただ、これならSayoDeviceに対応した似たようなデバイスが沢山あります(例のごとく、どれが本家かわからない…)ので、素直にそちらを買うのがいいかと思います。